1984-07-26 第101回国会 参議院 法務委員会 第9号
きょうは時間がありませんので詳しく述べるわけにいきませんが、一つの例を挙げますと、例えばこれは新聞に載っておったので皆さん御存じだと思いますが、榎本被告が後になって全部総額で五億円は受け取った、一回一回は違うんだけれども、それは政治献金としてロッキードとは関係ない時期にもらったものがたまたま総額が五億円になっておるにすぎないんだといったようなことを、言うているんです。
きょうは時間がありませんので詳しく述べるわけにいきませんが、一つの例を挙げますと、例えばこれは新聞に載っておったので皆さん御存じだと思いますが、榎本被告が後になって全部総額で五億円は受け取った、一回一回は違うんだけれども、それは政治献金としてロッキードとは関係ない時期にもらったものがたまたま総額が五億円になっておるにすぎないんだといったようなことを、言うているんです。
質疑の主なるものは、まず、法務省関係では、少年非行対策と更生保護行政、保護司に対する実費弁償金等の改善、ロッキード事件で受領した金銭の使途並びに榎本被告の法廷外発言問題、潜在不法入国者と入国管理のあり方、外国人登録法の指紋押捺義務等に対する見解、国籍法改正に伴う法制審議会国籍法部会の中間試案をめぐる諸問題、協定永住者を中心とした在日韓国人の法的地位の整備、同和対策と人権問題等であり、 次に、外務省関係
○草川分科員 われわれは、その点こそ実にこれから議員辞職勧告決議案の中でも問題になっておる点であるわけでありますので、これはぜひ後ほど法務大臣からの見解を求めておきたいと思うわけでございますけれども、最近、榎本被告の法廷外発言ということがいろいろと話題になっておるわけでございます。
○前田(宏)政府委員 榎本被告がいま御指摘のような発言をしていることは報道等にも出ておることでございまして、私どもも十分承知しておるわけでございますが、その真意といいますか、意図といいますか、そういう点につきましては、御本人のことでありますから、私どもとしてははかり知れない点があるわけであります。
と申しますのは、検察官がいわゆるロッキード公判で榎本被告人を被告人質問をするに当たりまして、いわゆる検事調書を弁護人側に開示をしておるわけでございます。その開示をしている調書のことだろうと思うわけでございますけれども、それはまだ開示しただけでございまして、証拠調べの請求もしておりません。したがいまして、法廷にも出ていないわけでございます。
しかし、今回の榎本被告の被告人尋問というのは、きわめて興味が深いわけであります。この榎本被告の検察官調書、それから被告人尋問の結果、こういうものですね、これがずいぶん私はこの裁判の帰趨を制するというふうに思いますけれども、この検察官調書の信憑性、信用力というものを否定しようとする理由が問題なんです。